ロングライドを快適に行うために欠かせないアイテムの一つがサイクルジャージです。
サイクルジャージと一言で言っても、上下セットで3000円くらいで販売されている安価なモデルから、上下で2万円以上する高級モデルまで、実に幅広い価格帯が存在します。
初心者の方にとっては、何を選べばいいのか悩みどころだと思います。
そこでこの記事では、
- 安価なジャージと高級ジャージは何が違うのか?
- 結局、どの価格帯がオススメなのか?
などの疑問についてお答えしますので、初心者の方は是非参考にしていただければと思います。
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安価なジャージも高級ジャージも基本的な作りは同じ
最初に申し上げますが、安価なジャージも高級ジャージもサイクルジャージとしての基本的な構造は同じです。
TIGORAの安価なジャージ↓(価格は2800円くらい)
ルコックの高級ジャージ↓(正直、高級とまではいきませんが、価格は8000円くらい)
- 作りがタイト(風によるバタつきを抑えて空気抵抗を軽減させる。)
- 生地はメッシュ(汗を吸収し、外へ素早く放出させる。)
- バックポケットが設けられている(腰部分に補給食などを入れるポケットが付いている。)
- 前丈が短く、後ろ丈が長い(前傾姿勢になった時に腰が露出するのを防ぐ。)
- パットが入っている(お尻の痛みを軽減させる。)
上記5つのポイントは、安価なジャージにも高級ジャージにも共通した特徴となっています。
安価なジャージと高級ジャージは何が違うのか?
安価なジャージと高級ジャージの基本的な構造は同じだと紹介しましたが、では価格差による違いは何なのでしょう?
以下で、紹介していきます。
生地の通気性
安価なジャージも高級ジャージも生地はメッシュ素材ですが、メッシュ素材の質が違います。
安価なジャージ↑
少々わかりずらいかもしれませんが、安価なジャージの素材はスポーツ用品店などで1000円位で販売されている激安Tシャツに使用されているようなメッシュ素材といった感じです。
悪くはないですが、高級ジャージと比較すると生地が若干分厚くて暑苦しい感じがしますね。
一方の高級ジャージはメッシュの穴が大きくて、明らかに通気性がいいのがわかります。
高級ジャージ↑
実際に着用してみると、安価なジャージの方は肌に密着する感覚が重たい感じがします。
汗の吸収速乾性についても高級ジャージに分があるのがわかります。
軽さ
高級ジャージは生地が薄いので重さも軽いです。
僅かではありますが、持ってみるとわかるレベルです。
実際に測ってみると約30gの違いがありました。
安価なジャージ↑
高級ジャージ↑
僅か30gの差なので、着用時における違いは正直わからないレベルです。
ジッパーの滑らかさ
これに関しては個体差もあるかもしれません。
ただ、以前愛用していた2000円くらいのジャージは何度が着用しただけで、ジッパーの目が潰れて上げ下げしずらくなったことがあります。
TIGORAのジャージは壊れていませんが、ルコックのジャージと比較すると、滑らかさは劣る印象です。
ルコックのジッパーは気持ちいいくらい滑らかで、何度も上げ下げしたくなります笑
パットの作り
安価なジャージと高級ジャージの違いが最も顕著に表れる部分だと思います。
安価なサイクルパンツ(2000円位)↑
パールイズミのサイクルパンツ(8000円位)↑
安価なジャージのパットも高級ジャージのパットも見た目は正直変わりませんが、パットを触ってみると明らかな違いがあります。
安価なジャージのパットは弾力がなく、体重が掛かるとペタッと潰れてしまいます。
履かないよりはマシといったレベルで、パットはあくまでもオマケといった感じです。
一方の高級ジャージのパットは、弾力があってサドルとお尻の間の緩衝材としての役割をしっかり果たしています。
パットの厚さは両者とも変わりませんが、実際に履いて長距離を乗ってみるとお尻の痛みが全然違います。
【まとめ】サイクルパンツはケチらず高級なモデルを!
結論として、どの価格帯のモデルがオススメなのかといいますと、サイクルパンツに関してはケチらずそこそこのクオリティのものを購入することをオススメします。
具体的な価格で言うと、1万円前後になるかと思います。
もっとわかりやすく言えば、『パールイズミ』のサイクルパンツを購入しておけば間違いないです。
サイクルジャージといえば『パールイズミ』というくらい有名で信頼性のあるメーカーになりますので、よくわからないメーカーのものを購入するくらいなら、おとなしくパールイズミのモデルを購入しておけばいいかと思います。
サイクルパンツのパットは、快適なロングライドを実現させるために欠かせないものです。
安価なパットで苦しむくらいなら、最初から予算を捻出して、ある程度の価格帯のモデルを購入した方が絶対にいいです。
上衣については、着用頻度や予算の都合などで、安価なモデルを選択するという手はありますが、高価なモデルには高価なりの理由がありますので、快適性を求めるならサイクルパンツ同様、1万円前後の価格帯がオススメということになるかと思います。
サイクルジャージ選びの参考にしていただけたら幸いです。